2009年1月29日木曜日

2回目の騒音測定、最大45.6デシベル

入居から半年、管理会社を通じて連絡しても事業主からは無視され続けていた、
このままでは何の進展も無い、直接事業主に交渉するしかなさそうだ。
私は、騒音再調査の依頼書面と、騒音の録音テープを事業主に宛てて送った。


直接文面を事業主に送ったのが良かったのか、1週間ほどで事業主から文面が来た。

 ・6ヶ月アフターサービス点検時に再測定を実施する

気持ちは急いたが、こちらとしても準備しておきたい事もあり、点検時の騒音測定で了解した。

その準備とは、自分自身でも騒音を確認しておくということだ。

騒音計のレンタルや騒音測定をしてくれる会社を調べた。しかし、騒音測定は最低でも20万円、高いと100万円もかかる。私は騒音計をレンタルし自分で測定することにした。

やっとレンタルできたのが騒音測定日の2日前。さっそく騒音測定してみると、あの「トトトトトト」は、なんと最大で45デシベルもある。事業主がどんな騒音計を持ってくるか知らないし、どんな値がでるかも分からないが、一回目騒音測定の結果だった最大38デシベルなんてことは絶対にないのだ。

で、2回目の測定には、管理会社1名、建設会社1名(K氏)、駐車機メーカー2名(N氏、W氏)が来た。(今回も事業主から人は来なかった。)

この頃には、マンション騒音問題や建築業界について、ネットや書籍から、又、ネットで知り合った騒音被害の経験者や専門家から色々な情報を得ていた。

私のマンションの事業主はいわゆる”デベ(=デベロッパー)”というもので、設計や建築(、時には販売も)はよその会社に発注するのだという。

『金は出したけど、作ったのはあんたら(建築会社や設計会社)だ。クレームはそっちでなんとかしろ!』っていうスタンスなのだろうか?

さて、2回目の測定だが、今回は私が付きっ切りだ。
Wが駐車場に降りて、駐車機械を操作し、Nが居室内で騒音計の目盛りを見て書き留めてゆくのだ。

Wが、騒音計を床の上に置いて測定を始めようとしたので尋ねた。

 私:前に測定した時は確か、測定点は床上30cmだったのでは?
 W:この方が良く音が取れますので。
 私:あ、そう。

なんか、とてもいい加減なのだ。

この日は駐車機メーカーが2台の騒音計を持ってきていたので、Nと私がそれぞれの目盛りを見て、確認しあい、記録していった。もちろん私もメモを取った。

昇降や横移動について色々パターンを変えてそれぞれ3回測定した。昇降については前回の測定と同じく最大は38デシベルなのだが、やっぱりというか、横移動についてはいずれも40デシベルを軽く超え、45.2、45.6、44.4という結果だ。

 ・測定点は居室床上3cm
 ・横行騒音は、45.6デシベル
 ・昇降騒音は、38.6デシベル
 ・暗騒音は、25.3デシベル

やはり、前の測定は正しくなかったのだ。
私は『これが正しい値なのだ』と思い、Wに尋ねた。

 私:この結果はどのくらいで報告してくれる?
 W:まとめるだけですから、2,3日でできます。

ってことで、事業主が騒音を認め、対策が出てくる事に大きな期待を持った。



しかし、その2,3日を過ぎても事業主から連絡は無い。
私は、測定から3週間経った頃事業主に電話した。

電話は初めてである。責任者として電話に出たSが言うのは、

 S:来週、建設会社、メーカーと話し合うので来週中に回答しますが、
     いずれにしろ物理的にはスピード調整しかないです。

たったこれだけ。
なんと、測定から3週間も経っているのに、やっと来週関係者で話し合うのだと言う。
それに”物理的にはどうしようもない”と言う。
物理的に出来ない事なんて、そうそう無い、金の掛かることがしたくないだけなのだろう。

そして、その翌週の回答は、人をバカにし、かつ姑息なものだった.....


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