2008年7月22日火曜日

音環境の性能評価は受けません

契約から1年2ヶ月、その日は入居説明会。やっと我が家の鍵が手に入る日だ。

大きなソファー、ダイニングテーブル、子供たちのベッド、ファン付き照明など、
お気に入りの住まいにするための手配は全て済ませてある。

後は、部屋の鍵を手に入れ、引越しし、それらを運び入れるだけ。
マイホームは目の前である。


入居説明会では、色々な説明があった、
ちょっとした図面表記の訂正報告や支払いの件や警備会社のこと等。

それに混じって、というか、ドサクサ紛れって感じでこんな話があった。
「住宅性能評価の9項目のうち、選択項目である8番目の”音環境”は評価を受けていません
性能評価として数値化しましても音の感じ方は人それぞれ違います。
音に対しましては公庫基準を上回る床スラブ厚や、防音性能の良いフローリングを採用しています。」


内心『なに?』って思ったが、声を上げる人は誰も無く、私も何も言わなかった。
その時は、そんな事よりも早く鍵を手に入れ、表札をつけて・・って気持ちが強かったのだ。


後日、私は、市役所の建築課にてマンション建築確認申請の書類を見るのだが、
建築申請の段階で既に「音環境は評価を受けません」としていた事を知ることになる。

つまり、
入居説明会で、さも「音環境の評価は受けないことになりました」みたいな説明があったが、
初めから評価を「受けない」事は決まっていたのだ。



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